日韓近期漢學出版物(十一)
4、戦后補償裁判からみた「中國人強制連行·強制労働事件」
時 間:2014年12月
作 者:松岡肇 著
出版單位:東京:高文研
內容簡介:
日本は、アジア太平洋戦爭の末期に、政府の方針に基づいて占領下の中國から約四萬人の中國人男性を日本に強制的に連れてきて、重労働をさせた。こ
れが中國人強制連行·強制労働事件である。
外務省の文書によれば、日本の35の企業が135の事業所でこれらの人々を強制労働させ、6830人が亡くなった(死亡率=18%)。日本各地で損害賠償を求
める裁判が起こされたが、すべての裁判が請求を認めない結果(敗訴)に終わった。しかし、裁判后も被害の賠償を求める動きが后を絶たない。なぜな
ら歴史的事実として、國と企業の共同不法行為だということを日本の最高裁が認めているからである。
戦后70年を迎える2015年。日本政府が?謝罪??賠償?を拒む中、加害企業の中には和解する企業も出てきた。
本書は、この事件を未解決にせず、両國の間に真の歴史和解を実現させるために、戦后補償裁判に長年かかわってきた弁護士が「政冷経冷」狀態の日中
關系を氷解させる第一歩を提案する。
5、民間漁業協議と日中關系
時 間:2014年11月
作 者:陳激 著
出版單位:東京:汲古書院
內容簡介:
日本と中國は、経済、文化など多くの分野において、切っても切れない相互依存關系にあることは、いうまでもない。両経済大國の關系の良否は、當事
國のみならず、アジア太平洋地域及び世界の平和と発展にも重大な影響を及ぼしうる。しかしながら、2010年の中國漁船拿捕事件以來、尖閣諸島の周辺海
域をはじめとする東シナ海は、緊張感が日増しに高まっており、日中關系に大きな影を落としている。東シナ海を一日も早く平和な海に戻し、日中關系
を再び正常な発展への軌道に乗せたい、と多くの人々が愿っている。
しかし、こんな時こそ時代をさかのぼって、かつて中國との間に繰り返された漁業紛爭とその要因を検證し、今日の日中關系に與えた影響を探るのがよ
り大切な作業ではなかろうかと考える。
本書では、1955年に日中両國の民間漁業団體によって締結された日中民間漁業協議に著眼し、國交回復以前の日中關系を論じる。その目的は、半世紀以上
前の日中漁業問題及び日中民間漁業交渉の実態を明らかにすることにより、「漁業をめぐる問題」の根底に橫たわる今日的な課題の歴史的な背景を浮き
雕りにし、日中共通認識の形成に寄與することである。
本書の第一章は、戦前期日本における遠洋漁業及び以西漁業の形成·発展の歴史を整理するものになっている。戦前の日中漁業問題及び、日本の遠洋漁
業は野放図な漁場拡大政策によって発展してきたことと、その政策を無規制の公海自由原則が支えていたことについて、従來の研究よりも詳しく分析し
たつもりである。第二章は、占領期における以西漁業の実態を分析するものである。GHQと日本政府の漁業政策、以西漁業の企業経営と労使關系の特
質、講和を進める中での漁業問題の扱いを検討し、日本漁船がマッカーサーラインを意識的に超えて操業するようになる背景を考察するものである。第
三章は、中國側による漁船拿捕·船員抑留の実態と、日中民間漁業協議締結までのプロセスを分析するものである。
本書を通して、日本と中國が「戦略的互恵關系」の原點に立ち戻る意義を読者と共有できることを愿い、日中關系の改善にも資すれば幸いである。
6、黃帝醫籍研究
時 間:2014年11月
作 者:真柳誠 著
出版單位:東京:汲古書院
內容簡介:
序說 黃帝醫籍
第一章 『素問』
第二章 『針経』と『霊樞』
第三章 『難経』概說
第四章 『甲乙経』
第五章 『太素』
第六章 『明堂』